嫁ブロックという言葉をご存じでしょうか。
もともとは転職エージェント内でのスラング的に使用されていた言葉で、夫の転職に際してストップ(反対)することを言われています。
筆者の妻は、嫁ブロックしそうだなと思っていたら、やっぱり土壇場で嫁ブロックを発動され、優良上場企業への転職を断念した経験があります。
本記事では筆者の実体験をもとに、妻による嫁ブロックの理由と対処法について書いております。
結婚されている方で、これから転職をしようと思っている人は是非読んでみてください。
夫(筆者)の転職に対する嫁ブロックの理由
ネットでは複数家庭の奥様方にアンケート結果をまとめたものもありますが、本記事では筆者が実際に妻から言われた嫁ブロック理由を紹介します。
理由①:応募先企業の会社規模・ネームバリュー
以下の記事にも書いてますが、現職は財閥系メーカーで働いている筆者に対して
- 会社規模が小さい
- 財閥系ほどネームバリューがない
- 筆者が入手できるほどの会社なら大した会社ではない
こんな理由で筆者の転職を断固反対されました。
妻自身も上場企業勤め、周りの友人も大企業につとめる旦那さんをもっていることも理由であったようです。
理由②:応募先企業の業績安定性
会社規模が小さいことを理由に、将来的な企業の安定性に対して懸念があるとのことでも反対されました。
ただ内定を得た企業は、東証プライム市場へ上場企業かつ特定業界でNo.1シェアを誇るニッチ企業だったので、将来性はそこまで不安はないと説明はしました。
優良企業であっても、特定の業界でしか知られていない企業は反対となり、せっかくの内定も無駄になり残念です。
理由③:給料・退職金を含めた生涯年収の減少懸念
オファーを受けた年収は「現職+80万円」。
2、3年後に管理職になれば、現職で管理職になるより「+100万円」ほどの年収増加をみこめる企業でした。
それでも、企業の業績が悪化した場合は、規模の小さい会社は給料にすぐ反映され年収が上がるとは限らないとの主張。
確かに否定はできなかったですが、現職と比較すると各役職での給料ベースがまったく異なるので、年収アップは間違いないとの考えだったのでした。
理由④:転職に対するイメージが悪い
考え自体が古いのですが、「転職=悪」というイメージを持っていました。
これも妻の周りに転職している人がいない、ことが最大の理由で転職する人は負けという考えでした。
また30代の筆者自身が、転職先の新しい環境で活躍できるはずがないという先入観を持っていたもの大きな要因でしたね。
転職における嫁ブロックの対処方法
ここでは嫁ブロックを受けた際、夫側がどう対処していけばよいか筆者の考えを紹介します。
転職することで得られるメリット・デメリットを理解してもらう
嫁ブロックをする妻側の「不安を取り除く」ことが重要だと考えてます。
転職で得られるメリット(年収アップやワークライフバランスの改善など)だけでなく、デメリットも含めて説明。
そのうえで、転職に伴うメリットの方が大きいことを納得してもらえるようプレゼンを行います。
そうすることで、転職することでの妻側の不安を緩和につながりますよ。
妻側の転職許可する条件を確認する
転職となると、家計や育児・その他いろいろな面で家族に影響を与えます。
なので、転職先企業の条件を妻側からリストアップしてもらいましょう。
筆者はこれができておらず、妻側の意向を考えず自分の考えで応募先を考えてました。
初めに妻側の条件を確認しておくことで、内定入手後に土壇場で嫁ブロックとなることは回避できる可能性はまちがいなく高まります。
現職のリスクを理解してもらう
転職が目的になってはいけませんが、現職に残り続けるリスクがあれば、妻側を説得する材料になります。
会社の不正、人員削減、将来的な事業縮小の可能性など、その会社で働き続けることで受けるデメリットをまとめて、妻にプレゼンしましょう。
熱意が伝われば、妻側の嫁ブロックに対する思いも変わってくるかもしれませんよ。
何をやっても無理なら諦める
何を・どれだけ頑張っても妻側が転職に納得しない可能性もあります。
その場合は、一旦その場は諦めて現職で成果を出し続けることを選ぶのも手です。
そのうえで将来的に、再度転職活動に踏み切り、妻を説得してみましょう。
今すぐ転職しないといけない!という方でも、無理に転職活動をすすめるのはやめましょう。
勝手に転職してしまった場合、最悪は離婚につながるケースもありますので、ご注意を。
嫁ブロックが発生しにくい転職活動の進め方
転職に対して、なんとも思わない寛大な心をもった奥様もいると思いますが、念入りに転職活動は進めた方がいいです。
ステップ①:妻に転職活動することを相談
筆者の転職活動での最大の失敗は、事前に妻へ転職活動することを相談しなかったこと。
結果、いろいろと反対を受け、転職活動が滞ってしまいました。
なので、最初に妻へ相談することが一番大事というのが筆者の考えです。
事前に相談しておいた方がよかったのは、
- 転職活動する期間
- 転職先の条件(給与、勤務地、働き方、会社規模など)
- 企業との面接時の日程調整
ステップ②:転職エージェントや転職サイトに登録
次に転職活動は、転職エージェントや転職サイトに登録する方がスムーズに活動を進められます。
筆者もいろいろと登録して、ゆったり転職活動してますので良かったら参考にしてみてね。
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ステップ③:企業への応募・選考
転職エージェントや転職サイト経由で、応募先企業を決定。
応募先企業をきめる際、事前に妻に相談した条件にそって選ぶと後々嫁ブロックにあうことも少ないでしょう。
ステップ④:内定をもらったら妻へ相談
最後に応募先企業から内定をもらえたら、勝手に転職を決めず、奥様へ相談してからにしましょう。
ここで嫁ブロックが発動する可能性もゼロではないので、確認してから承諾しましょうね。
転職活動は「報・連・相」も大事
働くのは本人なので、妻は関係ないと思うかもですが、家族なので必要最低限のことはした方が転職活動もスムーズにいきますよ。
転職活動するうえで最低限以下は、先ず奥様に伝えてはいかがでしょうか。
- 転職したい理由
- 転職することでのメリット・デメリット
- 転職時期
事前にジャブを打っておくことで、筆者みたいに内定後に嫁ブロックで内定辞退なんてことしなくて済みますよ。
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